type :地区公民館
location :長野市
date :2018.3
size :299.50㎡
category :新築
長野市内の地区公民館。
建物の外観は、周辺の景観に合った落ち着いた雰囲気としながら、特徴的で大きな平屋部分の屋根の一部分に2階が突き出たデザインが、ランドマークとして象徴的な特徴ある建物になったら良いと考えた。
公民館には、地区の憩いの場としての機能、地区の重要な事項について協議する会議室としての機能、そして災害が起きた時の避難場所としての機能がある。過去の災害時に、仮設住宅や体育館での避難生活などで建築物が与える避難住民の心身への影響は度々問題になっている。公民館は、地区の憩いの場という位置づけと共に防災の拠点として重要な役割を担っていると考えた時、木造の持つ温かみ、日本人が持つ木への親しみと言ったものが建物には必要だという考えから、構造は木造とした。メインの12.5m×7.5mの大空間に150mm×450mm×7500mmの集成材の梁を1250mmピッチで9本架け、この大きな梁を大胆に見せることにより、木造による大空間を演出している。
施工:松代建設工業 株式会社