2020-05-18
建て方。
4月に着工した、1棟目の校舎。先週末に建て方が行われました。
道路に面して建てられ、とても敷地が狭い事もあり、小さい校舎ですが3日間の日程で行われました。
この建物は外壁にパネルログという柱と柱の間に耐力壁にもなる角材を強固に繋ぎ合わせた壁を建て込んで行く構法で建てられます。
そのため建て方の段階から木の壁がどんどん表れてきます。
そして結構早いです。
これは一日目のお昼前。
分かりづらいですが、手前にあるのが搬入されたパネルログ。
パネルログの建て込み風景はこんな感じです。
パネルログ以外は通常の木造の構法で建てていきます。
今回はストローグの金物を使った金物工法で行われ作業性も良く順調に進んで行きました。
建て方の段階で開口部と壁がはっきりとわかる状態にまで出来上がります。
木が空間を占め独特の雰囲気を持った空間です。木を貼った空間とは質感が違います。
この建物は準耐火建築物なので、後日さらに羽目板を両面に貼り準耐火構造の外壁を
造っていきます。
2階も同じ様にパネルログを建て込んで行き3日目の午前中には、ほぼ建て方が終了しました。
3日間で行われた建て方は、天気にも恵まれ順調に行われ、またパネルログと金物工法の特徴でもある作業性の良さが発揮された現場になりました。
施工:土倉製材所
今週もどんどん作業が進みます。
私は、現場を楽しみに気にしながら、もう一つの校舎の設計がそろそろ山場を迎えます。ちなみにもう一つの校舎も同じパネルログで建てられます。
考える事が山ほどありますが、ひとつひとつ丁寧に設計を進めて行こうと思います。