2019-08-19
材料検査。
夏休み前の金曜日、「御厨の家 ~HOUSE A~」で使用される構造材の材料検査に行ってきました。場所は、茨城県坂東市にあるポラテック テクノフィールドというプラカット工場。敷地が35000坪というとても大きな工場です。
車の室外温度計は、42℃と表示され、灼熱の中行いました。
今回表しで使われる、柱数本の木肌を確認して、使用箇所と見せる方向を決めました。 樹種はスギ、ヒノキ、ピーラーといわれる目の詰まった節のない米松です。
そのあと、プラカット工場内部を見学させていただきました。
工場の大きさに圧倒されながら担当者さんの説明を聞きながら内部を進んで行くと、内部は機械による加工の音が響くほとんど人がいない空間で、材料の取出しから各物件ごとの材料のまとめまで全て機械が行います。そんな中でも加工機ではできない手加工をしている人達がいて、何故か少しホッとする自分がいました。
下の写真は、梁を加工する機械群
建屋の外には、加工が終わり物件ごとに梱包された構造材が置かれるストックヤードがありました。
ストックヤードの広さと量にびっくりしましたが、この日の量はまだ少ない方との事でした。
プレカットの技術が向上し、大空間を木造で建築するための材料も発達し、木造建築の可能性がどんどん広がっている現在、木造建築の多様化と住宅メーカーなどで求められるスピード化。それはこのような工場の技術によって支えられています。
技術の向上により、スピード化や木造建築の製作現場に携わる人が少なくなる事は私としては寂しいと感じてしまいますが、木造の技術が上がり木造の建築物が増え、それに携わることができ、今回の工場の様な方々と建築を造り上げていくことができるのは、とても楽しく、色々な可能性を感じることが出来ます。
今回、色々と無理をお願いし、わがままを聞いて頂いた、㈱カネト、ポラテック㈱の皆様に感謝申し上げます。