2019-05-21
改修工事の現場。
今回は、現在行われている改修工事の現場をひとつご紹介します。
この改修工事は、松代建設工業㈱の現場で、私が設計と監理のサポートをさせて頂いている物件です。
現在は、新たな間仕切りが出来て、建具枠など細かな造作工事が始まっています。
この改修工事では、なるべく現在使われている材料を見せるようにして、今までの雰囲気、住んでいる人の思いみたいなものを包み込み、そこにさらに新しい物をプラスさせていき、新たな空間として表現させようとしています。
例えば、いままで和室の居間として使っていた空間をリビングにする時、今ではなかなか造られなくなった杉の天井板をそのまま残しています。 そしてその横は今回造られた新しい杉の天井板。 今までそこにあった物と新しく加えられた物。それが隣り合い共存して空間一部になっています。 なかなか素敵な調和の取れた天井になりました。
これは、改修工事を行う時、とても重要な要素・考え方になると私は考えています。
この現場に限らず、せっかくの改修工事、リノベーション、リフォーム。言葉は色々ありますが、せっかくなのだから、こんな事がたくさんの場所で表現されると良いなと改めて強く思いました。