ヤマギシスタジオ

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2019-10-26

御厨の家 ~HOUSE A~

「御厨の家 ~HOUSE A~」は、内部の造作工事に入っています。

まずは、建具枠などの製作、取付を行っています。

私の設計図書と現場が作成する施工図で細かく納まりを検討して

大工さんが造ってくれています。

私の考え方を現場の方々が、とても良く理解して頂いています。

 

 

枠が重なる部分や細かい納まりも私の考えの通りに上手に造っていただいております。

 

 

これからは、意匠として目に見えてくる作業が続きます。

今までの所、かなり良い感じに仕上がると思います。

松代建設工業㈱ 率いる職人さんの細かい作業によって、これからの出来映えが楽しみになっています。

 

 

2019-10-11

御厨の家 ~HOUSE A~

「御厨の家 ~HOUSE A~」の工事が順調に進んでおります。

 

 

現在、外壁の下地工事中です。

 

 

内部は、断熱工事がほぼ終了して、これから床仕上げ、天井・壁下地、

そして造作工事へと進んで行きます。

 

私は、現場での打ち合わせと、施工図のチェックを日々行っております。

各造作部分のデザインをより正確に伝えるため、時にはスケッチを描きながらチェックをしております。

これからは、さらに見た目に影響する工事が続きます。よりしっかりと、より慎重に

現場との打ち合わせを続けて行きます。

 

 

2019-09-11

新たな試み。

この夏、新たな素晴らしい出会いがありまして、私にとって新たな試みとなる

建物達を計画中です。その一つとして、小さな木造の建物を準耐火建築物で計画・提案しています。外壁にも室内にも木材を沢山使った建築物とします。

今までも、準耐火建築物の旅館等を設計した事はありますが、準耐火建築物で外壁にも室内にも木材を仕上げとして使用した事はありませんでした。

これも、素晴らしい出会いがあっての新たな試みです。

これを始めとして、新しい試みや提案が進んで行くことを願って、色々が方々が一丸となり現在計画を進めています。私も設計という立場から共に進んで行くことを嬉しく思い作業をし、提案をし、計画を進めています。

 

2019-08-27

建て方。

先週末、「御厨の家 ~HOUSE A~」の建て方が行われました。

今回は、建物が大きいため数日間に渡り行われました。

建て方前日は雨が降り続く天候で、「建て方初日は雨になるので安全第一でお願いします!」と言っていたのですが、当日明け方に見事に雨が止み予定通り行われました。

それでも、建物の大きさと少し複雑な構造のため、初日は1階の軸組と2階の床下地までで終了しました。

 

 

 

2日目は晴天の中行われ、2階の軸組が順調に終了しました。

 

 

 

 

 

 

さらに3日目は、少し残ってしまった1階の小屋組み部分へ移行して、無事建て方終了です。

この建物は、通常のプレカットの他に現場での加工が必要な部材が幾つもあり、なかなが大変な物件です。棟梁はじめ職方の皆様、本当にお疲れ様でした。

私的には、何か月も前から考えていた構造、特に梁の組み方が実際に組み上がってく様子はとても嬉しくワクワクしながら監理させていただきました。

これから木工事が進んで行きます。楽しみにしています。

 

2019-08-19

材料検査。

夏休み前の金曜日、「御厨の家 ~HOUSE A~」で使用される構造材の材料検査に行ってきました。場所は、茨城県坂東市にあるポラテック テクノフィールドというプラカット工場。敷地が35000坪というとても大きな工場です。

 

 

車の室外温度計は、42℃と表示され、灼熱の中行いました。

今回表しで使われる、柱数本の木肌を確認して、使用箇所と見せる方向を決めました。 樹種はスギ、ヒノキ、ピーラーといわれる目の詰まった節のない米松です。

 

 

 

そのあと、プラカット工場内部を見学させていただきました。

工場の大きさに圧倒されながら担当者さんの説明を聞きながら内部を進んで行くと、内部は機械による加工の音が響くほとんど人がいない空間で、材料の取出しから各物件ごとの材料のまとめまで全て機械が行います。そんな中でも加工機ではできない手加工をしている人達がいて、何故か少しホッとする自分がいました。

 

下の写真は、梁を加工する機械群

 

 

建屋の外には、加工が終わり物件ごとに梱包された構造材が置かれるストックヤードがありました。

ストックヤードの広さと量にびっくりしましたが、この日の量はまだ少ない方との事でした。

 

 

プレカットの技術が向上し、大空間を木造で建築するための材料も発達し、木造建築の可能性がどんどん広がっている現在、木造建築の多様化と住宅メーカーなどで求められるスピード化。それはこのような工場の技術によって支えられています。

技術の向上により、スピード化や木造建築の製作現場に携わる人が少なくなる事は私としては寂しいと感じてしまいますが、木造の技術が上がり木造の建築物が増え、それに携わることができ、今回の工場の様な方々と建築を造り上げていくことができるのは、とても楽しく、色々な可能性を感じることが出来ます。

今回、色々と無理をお願いし、わがままを聞いて頂いた、㈱カネトポラテック㈱の皆様に感謝申し上げます。

 

 

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