2020-10-28
高等専修学校メイン棟 建て方完了。
高等専修学校メイン棟の建て方作業は先週無事完了しました。
今回は2階の様子です。2階のメインは、9.1m×18.2mの大ホールです。
この9.1mに梁を架けるために木製トラスを10本使用して屋根を支えています。
この木製トラスは、一般流通している構造集成材を使用することが可能で
今回はここにも県産材を使用しています。
プレカット工場から運ばれてきた材料を、現場で組み立てていきます。
トラス1つの組み立て時間は約20~30分程度といったところでしょうか。
これをクレーンで釣り上げて所定の位置に取り付けます。
最後に屋根の水平構面材である構造用合板24mmを釘打ちして完了です。
木材のみで構成される大ホール。なかなかの迫力があると思います。
2020-10-21
高等専修学校メイン棟 建て方。
高等専修学校メイン棟の建設は先週から今週にかけて建て方作業中です。
今回は1階の様子の一部をご紹介します。
この建物も壁のほとんどにパネルログを使用しています。材料はスギの長野県産材。
梁が組み上がっているのは、昇降口付近。
梁が表しになる部分が他より密に組まれています。
奥の方が教室になる空間です。
下から見るとこんな感じ。
パネルログの壁と梁とで木材の密度が高い空間になっています。
設計時に作成した昇降口付近の模型。
まだ建て方中ではありますが、現場を見ていると、設計時に考えていたイメージがよみがえり
木に包まれた学校づくりという学校の方々の考えに応えるべく考えた設計が少しづつ実現しつつある事を実感しながら、職人さん達の作業を見させて頂きまし
2020-09-25
高等専修学校メイン棟 基礎工事。
高等専修学校メイン棟の建設は基礎工事中です。
当事務所の監理業務は、配筋検査→アンカーボルト検査と進み
先週は基礎のフーチング部分の打設、今週は立上り部分の打設となりました。
これからは、いよいよ木構造部分に入っていきます。
来週からプレカットが開始され、来月には建て方が始まります。
2020-08-22
高等専修学校新校舎建設工事。
前回ご紹介した1棟目の校舎建設。
おかげさまで無事完成しました。
1階2階それぞれに1教室だけの小さな校舎です。
そして、延べ床面積≒470㎡もメイン棟の工事がいよいよ始まります。
それに伴い、先日地鎮祭が行われました。
この日もとても暑い日でしたが、時より心地良い風が吹き
今年は猛暑とは言え、長野特有のお盆過ぎの暑さの和らぎを少しだけ感じることの出来る日でした。
今回のメイン棟は、木造2階建てで2階の大ホールには木製トラスによる大空間
内部の梁のほとんどを表しにして、耐力壁等の外壁や間仕切壁等の防火壁にもパネルログを採用したりと内外ともに圧倒的に木材が見えてくるデザインになっています。
また構造材から羽目板まで木材のほとんどに長野県産材を使用しています。
当事務所としても初めての試みを沢山している建築です。
完成は来年2月末を予定しています。
それまでしっかりと監理をしていきたいと思います。
現在はプレカット図の打合せとチェックの真っ只中。
これからも今まで設計での話や工事中の出来事をお知らせしたいと思います。
2020-05-18
建て方。
4月に着工した、1棟目の校舎。先週末に建て方が行われました。
道路に面して建てられ、とても敷地が狭い事もあり、小さい校舎ですが3日間の日程で行われました。
この建物は外壁にパネルログという柱と柱の間に耐力壁にもなる角材を強固に繋ぎ合わせた壁を建て込んで行く構法で建てられます。
そのため建て方の段階から木の壁がどんどん表れてきます。
そして結構早いです。
これは一日目のお昼前。
分かりづらいですが、手前にあるのが搬入されたパネルログ。
パネルログの建て込み風景はこんな感じです。
パネルログ以外は通常の木造の構法で建てていきます。
今回はストローグの金物を使った金物工法で行われ作業性も良く順調に進んで行きました。
建て方の段階で開口部と壁がはっきりとわかる状態にまで出来上がります。
木が空間を占め独特の雰囲気を持った空間です。木を貼った空間とは質感が違います。
この建物は準耐火建築物なので、後日さらに羽目板を両面に貼り準耐火構造の外壁を
造っていきます。
2階も同じ様にパネルログを建て込んで行き3日目の午前中には、ほぼ建て方が終了しました。
3日間で行われた建て方は、天気にも恵まれ順調に行われ、またパネルログと金物工法の特徴でもある作業性の良さが発揮された現場になりました。
施工:土倉製材所
今週もどんどん作業が進みます。
私は、現場を楽しみに気にしながら、もう一つの校舎の設計がそろそろ山場を迎えます。ちなみにもう一つの校舎も同じパネルログで建てられます。
考える事が山ほどありますが、ひとつひとつ丁寧に設計を進めて行こうと思います。